資産除去債務の見積もり変更

03-3226-3091

受付時間 09:30〜17:30(定休日:土日祝)

夢乃の会計ノートAccounting note

資産除去債務の見積もり変更

資産除去債務の見積もりに変更があった場合には、将来キャッシュ・フローが増加したか、減少したかにより、調整額の算定方法が異なる。


【前提条件】

会計期間:x3年4月1日〜x4年3月31日

x1年4月1日取得

機械装置の取得価額:140,000千円

取得時における除去に必要な将来キャッシュ・フロー見積額:15,000千円

取得時の割引率:年3%

減価償却計算:定額法

  耐用年数:5年

  残存価額:0

千円未満の端数が生じた場合は、四捨五入すること

 

【増加した場合】

x4年3月31日に当該機械装置の除去に必要な将来キャッシュ・フローの見積もり額が、16,500千円に増加した。x4年3月31日における割引率は年2%である。

 

決算整理

140,000÷5=28,000

15,000÷(1.03)5=12,939

12,939÷5=2,588

(減価償却費)30,588   (減価償却累計額)30,588

 

1年目:12,939×3%=388

2年目:13,327×3%=400

3年目:13,727×3%=412

 

(利息費用)412   (資産除去債務)412

 

調整額の算定

変更により、増加する分に対して見積もり変更時の割引率を乗じる(残存期間)

16,500-15,000=1,500

1,500÷(1.02)2=1,442

 

(機械装置)1,442   (資産除去債務)1,442

 

〜x5年3月31日の会計処理〜

取得原価

140,000÷5=28,000

当初の資産除去債務

15,000÷(1.03)5=12,939

12,939÷5=2,588

 

(減価償却費)30,588   (減価償却累計額)30,588

 

追加分

1,442÷2=721

(減価償却費)721   (減価償却累計額)721

 

利息費用

14,139×3%=424

1,442×2%=29

(利息費用)453   (資産除去債務)453

 

【減少した場合】

x4年3月31日に当該機械装置の除去に必要な将来キャッシュフローの見積もり額が、13,500千円に増加した。x4年3月31日における割引率は年2%である。

 

決算整理

140,000÷5=28,000

 

15,000÷(1.03)5=12,939

12,939÷5=2,588

(減価償却費)30,588   (減価償却累計額)30,588

1年目:12,939×3%=388

2年目:13,327×3%=400

3年目:13,727×3%=412

 

(利息費用)412   (資産除去債務)412

 

調整額

変更後の将来キャッシュフローに、取得時の割引率を乗じる(残存期間)

 

13,500÷(1.03)2=12,725

14,139-12,725=1,414

 

(資産除去債務)1,414   (機械装置)1,414

 

 

〜x5年3月31日時の会計処理〜

取得原価

140,000÷5=28,000

当初の資産除去債務

15,000÷(1.03)5=12,939

12,939÷5=2,588

減少額

1,414÷2=707

 

28,000+2,588-707=29,881

(減価償却費)29,881   (減価償却累計額)29,881

 

利息費用

12,725×3%=382

 

(利息費用)382   (資産除去債務)382

 



【まとめ】

Copyright (C) 2019 TONOSAKI ACCOUNTING FIRM All Rights Reserved.