『組織再編会計』と『連結会計』の違い②

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夢乃の会計ノートAccounting note

『組織再編会計』と『連結会計』の違い②

前回に続き、「合併」「連結」「事業譲渡」等、様々な文言が問題に並ぶ中、会計処理の違いがわからなくなってしまったため、それぞれの会計処理について、仕訳のみをまとめていく。

 

2⃣連結会計

目的:株主のため・親子会社の不正防止

それぞれの会社が作成した個別財務諸表に基づいて、連結会計財務諸表を作成。



【手順】

大まかな流れ

1.支配獲得日

2.開始仕訳

3.成果連結

具体的な仕訳

①子会社の資産負債の時価評価

(諸資産) 時価と帳簿価格の差額/(評価差額) 時価と帳簿価格の差額

 

②資本等※1の相殺消去

(資本金) 子会社の帳簿価額 /(S社株式) 取得価額

(利益剰余金)  〃     /(非支配株主持分) ※2

(評価差額)  ①の計上額

(のれん) 貸借差額

 

※1 支配獲得日時点の子会社の価値を示す、純資産項目を削除

※2 借方「のれん」以外の項目×非支配株主持分割合

 

③のれん償却 ※3

(のれん償却) ×× (のれん) ××

※3②で計上したのれんの額を償却

 

④当期純利益を非支配株主持分へ振替 ※4

(非支配株主に帰属する当期純利益) ×× /(非支配株主持分) ××

※4 子会社の当期純利益×非支配株主持分割合

 

⑤配当の修正

(非支配株主持分) ×× /(利益剰余金) ××

(受取配当金) ××

 

財務諸表上の名前で修正仕訳は行われるため、「利益剰余金」として貸方に計上する

親会社が配当を受け取った時の仕訳は、貸方が「受取配当金」であるため、借方に「受取配当金」を計上し、相殺消去する

 

⑥商品取引の相殺消去

未達取引

(商品) ×× /(買掛金) ××

売上と売上原価の相殺消去

(売上) ××/(売上原価) ××

 

⑦棚卸資産に係る未実現利益の消去

(売上原価) ×× (商品) ××

 

未達取引分を含めた親会社との取引による期末商品×利益率

 

⑧-1 債権債務の相殺消去

(支払手形)×× /(受取手形) ××

(買掛金) ××/(売掛金) ××

 

⑧-2 貸付金・借入金の相殺消去

(借入金) ×× /(貸付金) ××

(受取利息) ××/(支払利息) ××

(前受収益) ××/(前払費用) ××

(未払費用) ××/(未収収益) ××

 

貸倒引当金を設定している場合

(貸倒引当金) ××/(貸倒引当金繰入)××

 

⑨固定資産に係る未実現利益の消去

(固定資産売却益) ××/(固定資産) ××

 

減価償却をしている場合

(減価償却累計額) ××/(減価償却費) ××

 

【まとめ】

連結会計はあくまでも、親子会社を1つの会社とみなして作られる連結財務諸表である。

そのため、毎回「開始仕訳」が必要。

親子間で重複している部分を相殺消去する必要がある。

 

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